【女性のリーダーはなぜ生まれない?】一方踏み出す勇気をもらえるメッセージ
【LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲】
【writer:辻野美紀】
こんにちは。
突然ですが、社会においてなぜ女性のリーダーは少ないのでしょう?
私の所属するRealizeの代表は女性ですが(笑)、世間ではまだ女性の管理職やトップなどリーダーと呼ばれる人は少ないですよね。
さて今回は、そんな疑問についても触れている『LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲』という本をご紹介します。著者のシェリル・サンドバーグはフェイスブックのCOOです!
本書はTEDで200万回以上視聴された動画から生まれたもので、タイトルのLEAN INとは、一歩踏み出すという意味です。
今回は本書から私の心に残った3つのメッセージをご紹介します!!
同じテーブルに着く
突然ですが、【あなたは仕事で成功した時に何のおかげだと思いますか?】
男性は自分の資質や能力のおかげと考えるのに対し、女性は自分の外に原因を求める傾向があるそう。また失敗した時には、女性は自分のせいだと考えることが多いのだとか。
幸運に感謝することが悪いわけではありません。
ただ、自信を持っていないよりも持っていた方が、前向きに自分を評価した方が、物事は上手くいくもの。自分自身を信じることで見えてくるものもあります。
シェリル氏は自信を持ちたいときは「自信があるふりをする」という方法を取っているとのこと。そうすると後から自信がついてくるそうです!
彼女自身も、男性の同僚の意見が聞き流されることがないにもかかわらず、自分が発した意見は、無視されたり相手にされなかったりすることがあるそうです。
それでも同じテーブルに着こうとし続けるのが、自分の可能性を広げるため、成長するために必要だと彼女は述べています。
キャリアは梯子ではなくジャングルジム
アメリカでは出世は梯子に例えられるそうです。
しかしシェリル氏のキャリアは、ゴールは決まっていても、そこへの道筋はたくさんあるジャングルジムのようだったそうです。
彼女は明確なキャリア設計をしていなかったというのだから驚きです!
その代わり、彼女は2つの目標を決めています。
それが、①遠い夢と②18か月プラン。
遠い夢、つまりゴールを設定することで方向性を定め、18か月プランを立てることで仕事上や個人の目標を設定しているそうです。
これはいろんなことに応用できそうですね!
「すべてを手に入れる」のは神話の一種
「すべてを手に入れるという望みを抱くのは危険な罠」
シェリル氏はそう述べています。
「家事も仕事も完璧でなければならない……」
このような思いを抱えて働いている共働きの女性は多いかもしれません。
職場では家事や育児の負担の少ない男性の同僚と自分を比べ、家庭では専業主婦と自分を比べる……
しかし、当たり前の事ではありますが、時間は有限。完璧を求めていたらみじめになるだけです。
そういう意味で、母親にとって、罪悪感のマネジメントは時間のマネジメントと同じくらい重要であるとシェリル氏は述べています。
「すべてをこなせるだろうか」ではなく「自分と家族にとっていちばん大事なことをできるだろうか」と問うことが大切です。
さいごに
いかがでしたか?
働く女性のお手本のように見えるシェリル氏ですが、彼女も試行錯誤しながらキャリアを歩んできたことが、本書を読むとよくわかります。
「あきらめるのはもったいない!一歩踏み出そう、頑張ろう!」
そう強く思える一冊です。
マック・ザッカ―バーグ氏の推薦文にもあるように、ぜひ男性にも読んでみてほしいです!
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
- 作者: シェリル・サンドバーグ,川本裕子,村井章子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: ハードカバー
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