21世紀のビジネスには◯◯◯◯思考が必要!?
顧客は自分たちが欲しい物は知らない
タイトルは、スティーブ・ジョブスが言ったとされる言葉です。そのように、ユーザーが課題の本質を言語化したり、認識したりすることはまれです。スマートフォンが発売される前に、スマートフォンが欲しいと認識できていた人がどれだけいたのでしょうか?しかし、ひとたび社会に投入されれば、それがない生活が考えられないほど、人々のライフスタイルに溶け込んでいきます。
そこで大事になってくるのが、記事のタイトルの◯◯◯◯に当てはまります
「デザイン」思考になります。
デザイン思考とは、そうした人々のライフスタイルを変える、新しい文化を創り出すために、マスを対象とした定量的調査に先立って、個別具体的な現場を徹底的に観察・検証し、そこから得られたコンセプトが正しいかどうかを具体的なプロトタイプを作成してユーザーに使ってもらい、改善を繰り返す、地道なプロセスを重視する。
5つのステップを高速で何度も回す
デザイン思考は、共感(Empathize)→ 問題定義(Define)→ アイデア創出(Ideate)→ プロトタイピング(Prototyping)→ 検証(Test)の5つのプロセスで展開されます。
以下の図が5つのプロセスを表したものです。
デザイン思考では、「どこに問題があるのか」「なぜ問題なのか」を明らかにするために、想定されるユーザーを観察し、共感を通じて潜在的な問題を探る点に特徴があります。「われわれが本来解くべき問題は何なのか」を問うことがスタートとなるのです。
デザイン思考の実践
- 自分が創造力を持っていることを信じ続けることを強く決意する
- 日々旅人のような気持ちで、周りの世界から新しい発見を探そうとする
- 常にリラックスし、周囲にオープンな雰囲気を作り出す
- ユーザーに寄り添い、共感しようとする
- まず、現場に行って観察しようとする
- 「なぜ」を繰り返す
- 目の前で問題が見えていても、視点をずらして、本質的課題に起きかる
- 自分の創造力を応援してくれるネットワークを作る
- 偶然の出会いを大事にする
そして自分で実践できる想像の習慣というものがあります。
- 身の回りの小さいものでも、自分に一番合った形に工夫して作り変えてみる
- 日々、スマホのカメラで、面白いなと思ったものを写真で撮って残す
- チームメートとのミーティングはできるだけ「最近興味を持っていること」を最初に話す
- アイデアを思いついたら、身近な人にまず話してみる
- 二次情報を信じないで、会社を抜け出し現場に行って、人に聞いて判断する。
- 現場の膨大な情報をブログに書いて発信し、それをネタに人に話す習慣をつける。説明するために「なぜ」を考えざるをえなくなる
- いろいろな課題が見えてきたら、それを包括的できるような大きな問いかけ「そもそもそれってなんでやるの?」を考え、チームメンバーに質問する
- アイデアを思いついたら、「ポジティブに反応してくれそうな友人」2、3人にぶつけてから、他の人に話す
- フィールドワークに行くときは、バッファを持って、その場で知ったこと、紹介してくれた人にその場で会いに行く
ここまで21世紀のビジネスにおいて必要とされているデザイン思考ですが、やはりこれを読んだだけでは、意味がありません。
実践してみることが大事であると考えます。
【writer:カズ】