「人はなんで病気で死ぬの!?日本人の死因TOP3」
先週末の11月26,27日は、2dayRealizeでした!
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というわけで久しぶりの読書ブログです!!
こんにちは! 読書ブログ、本日は谷口が担当します。
本日は、森皆ねじ子さんの『ねじ子の医療絵図・人が病気で死ぬワケを考えてみた』という本をご紹介します。
私たちが住んでいる日本、近頃は「少子高齢化社会」という言葉をよく耳にするようになりました。
出生率が低下する一方、平均寿命が伸びていることを指す言葉ですが、みなさん周りをよく見てみてください。
病院に行けばお年寄りの方がたくさんいらっしゃいます。
著名人の方が「ガン」で亡くなる訃報がメディアで流れますよね。今年は特によく目にしたのでは?
私が思うことは、「平均寿命が伸びる」ことと、「生涯健康に生きる」ことはイコールではないということです。
しかし、私たちは自分の知らない遠い誰かが病気で亡くなっても我知らず。いざ自分や家族が病に晒されると途端に現実を直視することになるのです。
「死」はなくなったわけではありません。
日本人は今、どんな病気によって最も苦しめられているのか。
そして、その「原因」はなんなのか。
いざという時が来る前に、知っておきませんか?
人間は昔から様々な原因で死んできた
昔は「流行り病」、つまり感染症で老いも若きも山ほどの人がガンガン死んでいた。
▼人類を死に追いやった主な感染症
・ペスト…人の体にペスト菌が感染することにより発症する伝染病
・結核…マイコバクテリウム属の細菌、主に結核菌により引き起こされる感染症
▼1950年(戦後すぐ)の日本人の死因TOP3
肺結核と肺炎、どちらも肺が細菌でやられて呼吸ができなくなって死ぬ病気。
「流行り病=感染症で40~50歳くらいで死ぬ。
生活習慣病が発症するまでとても長生きできない。」
…それが25万年続く人類の歴史だった。
▼ところが…?
1929年 世界初の抗生物質(細菌を殺す薬)ペニシリンが発見される!!
→ばい菌による病気がほとんど治せるようになった!
→感染症で死ぬ人は激減!日本人の寿命は格段に伸びた
→人が死ぬ病気のメインは
①感染症から、
→細胞分裂の失敗である
②ガンと、
→長生きすることによる血管の経年劣化である
③生活習慣病に変わってきている
▼2009年日本人の死因TOP3
左:1950年の日本人の死因TOP3 右:2009年の日本人の死因TOP3
2種類のグラフを比較しても、
まとめ
いかがでしたか?
みなさんの身近には「死」を感じる瞬間はほとんどありません。
病院に勤めているお医者さんや看護師さんと私たちでは、「死」に対する価値観も随分と異なるのではないでしょうか。
でも、人間はいつか必ず死にます。
どんなに医学が発展しても人間は致死率100%なんです。
「死」というものがどんなふうに私たちに迫って来るのか、少しでもこの記事を読んでくださったみなさんの心に残れば幸いです。
日本人の死因に多いガン・生活習慣病・感染症の3つについてより詳しいことを知りたい!という方は、ぜひ今回ご紹介した本を手に取ってみてはいかがですか?